一度は聴いてほしいアルゼンチン音響派
ハマる人は超ハマる!奇跡の名盤『Cribas』-モノ・フォンタナ-
アルゼンチン音響派の大名盤、『Ciruelo』を生み出したモノ・フォンタナの2枚目のアルバム。
ピアニスト・キーボディストですが、アルゼンチンロック界の大御所のバンドではドラムを叩いていました。
素晴らしい作品は数あれど、ここまで人の心を惹きつけて止まない音楽はなかなかありません。
聴いた瞬間、心が浄化されていく気がしました。
彼の作品は、この世で最も美しい音楽のひとつだと思います。
とまあ高尚な紹介は他の方がもっと素敵にされていますので、ここまでで。
当時、アンビエントとかフィールドレコーディングとか知らなかった私には衝撃的でした。
汽車の音やカメラのシャッター音だー!
子どもの声に虫の声も?なにこれ不思議!
とまあこんな感じで。
このアルバムは基本生ピアノを使っているので、モノ独特のシンセ音は味わえませんが、とりあえず一曲聴いてみてください。
いかがですか?
初体験!って感じですよね!
なんかいろんな声が聴こえてくるよ?!って。
目を閉じて聴くと別の世界に連れていかれるような心地になりませんか。
聴く映画といいいますか、モノの心象風景がこちらにまで届いてくるようです。
私は繰り返して聴きまくり、空耳で
「はむらぽろねざかーへなえてねこは~」
って歌うほどにはハマってました。
後半のリズムが入る展開まで計算しつくされた名トラックだと思います!
これが気に入ったら他の曲も。
一曲目と『Miro una estrella』がおすすめ。
『Miro una estrella』はクラシックみたいです。
優しさの塊みたいな曲。
このアルバムもう十年以上前になるのか……良い作品は色褪せることがありませんね。
ちなみに、1stの『Ciruelo』も必聴です。
個人的には1stのが聴く頻度は高いのですが、最初に聴いたアルバムであり衝撃度の高さで『Cribas』にしました!
音楽好きなら一度は聴いてほしいアルバム。