グランジ・オルタナ界の雄、Dinosaur Jr.
Dinosaur Jr.はグランジ・オルタナの代表的バンドで80年代から現在も活動を続けています。(休止期間あり)
J・マスシス(Vo&Gt)ルー・バーロウ(Ba)、マーフ(Drums)で構成される3ピースバンドで、轟音と称されるほどのファズが効いたノイジーなギターサウンドが特徴です。
Jはビッグマフを愛用しており、同じものをいくつか所有している模様。
このギターの音を愛せるかで、バンドにハマるかハマらないかが決まると思います。
Jは速弾きとかのテクニックに秀でている訳ではありませんが、タイムというか軸が絶対にぶれない演奏で、個人的には大好きなギタリストです。
2011年、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第86位に選ばれています。
音楽性はJ曰く、ニール・ヤング、ストーンズ、ブラック・サバスの影響が大きいそうです。
曲はメジャーなものが多く明るい印象を受けます。メロディーも割とポップで、気だるげなJのボーカルはお世辞にも上手いとは言えませんが、何故かかっこいい。
ルー・バーロウのベースはベーシストらしくなく、かなり変なラインを引いています。
そこもダイナソーをダイナソーらしくしている所以なのでしょう。
ルーはSebadohという自身のバンドもあり、そちらも宅録系で有名なバンドですね。
さて、アルバムは何から聴くかというところは、多くの方がおすすめするように、
『You're Living All Over Me』
『Bug』
『Green Mind』
を聴いておけば間違いありません。
上記2作は代名詞である轟音ギターがたっぷり味わえます。
『You're Living All Over Me』なら、まずは"Little Fury Things"と"The Lung"がおすすめです。『Bug』なら"Freak Scene"、"They Always Come"かな。
『Green Mind』だけ少し毛色が異なりますが、名盤です。(ジャケットも有名!)
このアルバムはJがほとんど一人で作っているんですね。
名曲として"The Wagon""Thumb"がよく挙げられますが、個人的には"Muck”も是非じっくり聴いてほしいところ。
ファンキーなドラムと歪んだベース、小さめなギターのカッティング、超絶ダルそうな歌い方がばっちりハマってます!
KEXPで"The Wagon"をやってる映像が最高にかっこいいのでこちらもよろしければ。
もう一昨年?ですがライブを観に行きまして、全身に音のシャワーを浴びて恍惚としました。
全然メンバー同士顔を見ないんですけど、ばっちり演奏が決まるのがかっこよくて。
ロックバンドはやっぱりそうですよね。
ダイナソーが気に入った方は、Jマスシスのソロも是非。アコースティックでダイナソーとは違う魅力がありますよ。
優しめの音で弾いていたかと思えば、急に超歪系のエフェクターで爆音になるところがめっちゃ面白いです(笑)
このバンドが入口になってマイブラやソニックユース、様々なバンドを聴き始めました。これからもずっと大好きなバンドです!